以前にアメブロで以下のブログ記事を書きました。
読んでくださった講師の方から、こんな質問を頂きました。ご感想を頂きましてありがとうございます。
「集客を手放したいのに手放せないのはなぜ?」
「やり方が間違っているのかな?」
この質問に心理の分野とマーケティングの分野から解説していきたいと思います。
=====アメブロ記事 転記=====
さて、今日の話題…私ごとですが…今、お金の勉強をしております。
…といっても投資とかそういうことじゃなく…
『お金と人生』って言った方がいいのかな?
やっていることは、子供のお小遣い帳みたいなことです。
あなたは、大人になってからマジマジと自分の出費について深く考えたことってありますか?
これ、やってみると不思議なことがわかるんですよ!
・〇〇に幾ら
・〇〇に幾ら
・〇〇に幾らやってみてください!
あなたが使っているお金は、あなたがどうしても…
・手放したくないもの
に使っているんですよ!
その反面、どうにかならないかな〜って、思っていることには
そんなに、お金を使っていない!
ほんと!やってみてください!本当〜にそうですから…
そして、もう一つ!
手放したくないものには、お金も使うし、『時間』も使っている
例えば、『ダイエット』したい人は、
・自分が太るものばかりにお金を使うし
・食べることに時間を使うし
・痩せたい情報を探すために時間を使う例えば、『断酒』をしたい人は、
・お酒にお金を使うし
・お酒を飲むことに時間を使うし
・断酒する方法や断酒する意味を探すために時間を使う不思議でしょっ、
手放したいのに「手放したくないもの」になってる!
ここで!もう一つ!
あなたが将来こんな風に暮らせたらいいな〜って、思っていることに近づけるために
・使っているお金
・使っている時間どれくらいあるか?まとめたことありますか?
あなた:あるわよ〜〜
・お勉強代
・情報収集の時間となると思いますが…
ここが、超〜〜〜ミソです!
コレ、何度も何年も同じことをやっている人は
「手放したくないもの」になっている可能性が高いです!
さっきのダイエットの話と同じことです。
理想の暮らしがあるのに一切、その暮らしをすることにお金と時間を使っていない可能性があります。
手放したいのにいつまでも手放せない!
理想の暮らしがあるのにいつまでもたどり着けない…
これは、そんな状況を自分で作り出してしまっているんですよね
もし、あなたにもそんなことがあるのなら
その理想の暮らしって?少額からでも出来ることってありませんか?
その理想の暮らしって?短時間からでも出来ることってありませんか?
その理想の暮らしって?一日の中にどれくらい実践できていますか?
その理想の暮らしをするために、「手放したくないもの」から少しだけお金や時間を融通することは出来ませんか?
ここまでくると…どうでしょうか、自分でコントロール出来そうじゃないですか?
焦ると…コントロールが効かないことに手を出しがちなんですよね!
私ごとですが、今、『お金と人生』の相関関係を勉強しております
アメブロ:「お金と時間と自分の相関関係」
https://ameblo.jp/pianodrop/entry-12875834841.html
「集客を手放したいのに手放せないのはなぜ?」の紐解き
集客を手放せない理由には
・集客ができていない
・集客をし続けなければいけない
実質的な問題点はこの2つになると思います
【集客ができていないという場合には…】
集客のリターンの少ないことに時間と労力を賭けていることが原因です
【集客をし続けなければいけないという場合には…】
集客の方法が合っていないもしくはゴール設定を明確にしていないことが原因です
「集客」をやめたいのに「集客」する生活から離れなれない
今回のご質問は、こんな現実問題と心の葛藤をどうにかしたいというお悩みだと思うんです。
・常に集客活動
・常に新しい集客情報を探る
基本、何か事業をすることはお客様を集めて対価を頂く行為になりますから集客を全くしないということは事業を営む道筋から離れた行為となります。
そこで考えていただきたいのは、
「あなたのお教室にはどのようにして、生徒さんが集まれば嬉しいですか?」
「あなたはどんな日常生活・仕事生活をして、生徒さんが満足に値するほど集まれば嬉しいですか?」
ここが一番重要になってきます
例えば、
・何もしなくてもお問い合わせがある
・レッスンをもっと極める時間を持ち、集客する時間を減らしたい
・家族との時間をもっと楽しく過ごしたい、オンオフ切り替えたい
・自分の時間をもっと取りたい
色んなことが想像されます
集客を手放したいというのは
簡単にいうと、集客している〇〇を減らしたいと言うことです
集客その代わりに
・何か別のことに時間を使いたい!
・何か別のことにお金を使いたい!
・何か別のことに頭を使いたい!
・何か別のことに体を使いたい!
こんなことに置き換えらえれませんか?
もう一度、頭の中に描いてみてください
「あなたのお教室にはどのようにして、生徒さんが集まれば嬉しいですか?」
「あなたはどんな日常生活・仕事生活をして、生徒さんが満足に値するほど集まれば嬉しいですか?」
では、どういう集客方法をしたらあなたの理想は叶いますか?
ここで始めてあなたに合った集客の方法を探すことです
「集客を手放したいのに手放せない」は
「理想の状態」と「現状の行動」が一致していない事に原因があります
「理想の状態」と「現状の行動」が一致しない原因の探究
1.集客が「手放せないもの」になっている理由
集客に費やしている時間やお金が、実は「手放したくない」という心理の反映。
- 集客活動そのものに安心感や満足感を得ている。
- 「やっている感」を感じることで、自分を肯定している。
- 現行の集客をやめた場合の「空白の時間」や「結果が見えない恐怖」が手放しを阻んでいる。
2.価値観の変化を無視している
集客を始めた当初の価値観や目標が変わっているのに、それに気づかず以前の方法を続けているケースです。
- 「本当は集客ではなく、サービスの質に集中したい」と思っているのに、行動が一致していない。
- 心の中で「やりたくない」と感じているが、義務感で続けている。
3.理想に向けての優先順位のズレ
理想の状態(集客に追われず、安定した教室運営)を目指しているつもりが、その理想に向けた行動や投資が足りていない可能性があります。
- 理想の未来を具体的に描けていない。
- 「本当にやるべきこと」より、「目の前の不安解消」に時間とお金を使っている。
4.焦りが招く悪循環を断ち切る
焦って行動すると、かえって同じループに陥る可能性が高まります。
- ゆっくりとしたペースで長期的な戦略を立てることが重要。
- 短期的な効果に飛びつくのではなく、持続可能な仕組みを構築する。
処方箋:こんなことから始めてください
心理編
優先順位を再構築する方法
【1】自分にとっての「真のゴール」を明確にする
「ずっと集客している状態」から解放された後、どんなライフスタイルを望んでいるのか?
これを明確にしないと、どれだけ努力をしても「出口のないトンネル」を走り続けてしまいます。真のゴールを明確にすることで、今やるべきことが見えてきます。
【2】 優先順位を問い直す
次の質問を自分にしてみてください:
- 今の行動は自分の理想に近づけているか?
- 集客以外にもっと大切なことは何か?
この問いを繰り返すことで、無意識の優先順位を意識的に再編できます。
マーケティング編
フォーカスすべき優先順位の間違い
集客が最優先事項になりすぎ、他の重要な課題(例えば、顧客満足度の向上や既存顧客の維持強化)に目を向けていない可能性があります。
- 新規顧客ばかりを追いかけて既存顧客を見逃している。
- 本来やるべき「ビジネスの土台作り」に時間を割けていない。
フォーカスを変える教室集客の「プロダクトアウト」と「マーケットイン」の活用法
教室運営において、集客は最も重要な課題の一つです。そこで参考にしたい考え方が「プロダクトアウト」と「マーケットイン」です。これらは企業の製品開発における基本的なアプローチですが、教室集客にも応用できます。それぞれの特徴を理解し、効果的に取り入れる方法を考えてみましょう。
【1】プロダクトアウトとは?
**「自分が作りたいものを提供する」**という発想です。
製品(ここではサービスやレッスン内容)の特徴や強みを押し出し、それを必要とする人に届けるアプローチです。
【2】マーケットインとは?
**「市場(お客様)のニーズに合わせたものを提供する」**という発想です。
お客様が求めているものを調査し、それに応える形でサービスやレッスンを設計します。
【3】教室集客実践例:プロダクトアウト×マーケットインの成功事例
ケース1:子ども向けのオリジナル教材で差別化
強み:講師が自作した、楽しく学べる教材。
ニーズ:親が求める「楽しく通い続けられる教室」。
アプローチ:オリジナル教材を使った子ども向けコースを提供し、SNSで親御さんに響く内容を発信する。
ケース2: 大人向けの短期集中コース
強み:短期間で成果を出せるカリキュラム作りのスキル。
ニーズ:「時間がない中でも成果を感じたい」という大人初心者の希望。
アプローチ:週1回1時間のレッスンで、3か月後に1曲弾けるようになるコースをPR。
「プロダクトアウト」と「マーケットイン」を上手に組み合わせることで、独自性を保ちながらも市場ニーズに応える教室運営が実現できます。このバランスを意識することで、サービスの拡大を目指し、無理なく安定した集客が可能になります。
集客を手放す(プロダクトアウト✖️マーケットイン)
【1】市場を定期的に見直す(プロダクトアウト)
市場のニーズは常に変化します。定期的なリサーチを習慣化しましょう。
【2】お客様目線での情報発信を心がける(マーケットイン)
自分が伝えたいことではなく、生徒が知りたいことを発信することで信頼が得られます。
まとめ
教室運営の目的や明確なゴールを描き、あなたのライフスタイルを自己認識しましょう。その上で集客方法を選定することが望ましいと言えます。
定期的な市場を調査し、自分の得意分野をさらに深化させることで、他教室との差別化が図れます。(プロダクトアウト)。今いる生徒さん、保護者様が知りたいことを発信することは心理的に「集客」という状態より、「サービス」という観点の方が上位になります。(マーケットイン)
マーケティングの手法を使ってぜひ「集客」を手放し、あなたのお教室へどんどん生徒が舞い込む仕組みを作ってみてはいかがでしょう。
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